拙者、ゴルフ侍と申す。
お初にお目に掛かる。諸君にお会いできて大変光栄でござる。
今時に申せば、空前絶後の、超絶怒涛のゴルフ侍。ゴルフを愛し、ゴルフに愛された男。世間一般的には「シングル」という称号を頂いているが、自己満足することなく更なる高みを目指して、ゴルフの放浪の旅に出ておる。ゴルフの兵(つわもの)がいれば、是非お手合わせ願う。
剣をゴルフクラブに持ち替え、
「ゴルフ侍」となる。
拙者、親の教えにより幼少期より剣道を嗜んできた。
剣道では一対一で対戦相手と腕を競う一方、ゴルフではスコアの多寡で腕を競う。実際に対峙するのは対戦相手ではなくゴルフ場であるが、最終的には己との勝負になる。スコアに現れる結果は、全て己の責任であることが拙者の性に合った。
すっかりゴルフの虜になった拙者は、剣士改めゴルフ侍となった。
幸い、長年の修行の成果もあり、剣の基礎・基本を習得していた拙者にとって、ゴルフのクラブ捌きはお手の物である。ゴルフクラブを剣に見立て、武士道精神の下で、心身を鍛錬しながら自己成長をしたいものである。
そして拙者の一生涯を捧げて、己のゴルフ道に精進する。未熟者ではござるが、師匠を持たずに己が信じた道を行く、そのような個性を極めたゴルフを全うする所存でござる。
宮本武蔵殿の「五輪の書」には遠く及ばぬが、拙者が編み出したゴルフの奥義や心得を存分に披露して参ろう。
ゴルフの道は果てしなく、終わりはない。
自己成長を求め、己の「ゴルフ道」を歩もう。
「ゴルフを極めるのは拙者だ」
(ゴルフ侍)